ロックンロール戦線異常あり

好きなものをつらつらと

ディスクレビュー

ディスクレビュー:Night Flowers『Wild Notion』

Twitterのフォロワーさんがオススメしていて聴いてみたら割と本気でハマってしまった。イギリスのロックバンド、Night Flowersの1stフルアルバム。正直、「これが1stかよ…」てくらい完成度が異常に高い。シューゲイザーやポストロックを軸に置きながらも、ポ…

ディスクレビュー:Helsinki Lambda Club/teto「SPLIT」

キャリアこそ短いが、流行りに囚われない独自の道を突き進み続ける新進気鋭のオルタナティブロックバンド、Helsinki Lambda Club(以下ヘルシンキ)とteto。バンドのスタンスや音楽性など共通点が多い2バンドが手を組んだ!それがこのスプリット盤「SPLIT」で…

ディスクレビュー:Base Ball Bear「光源」

「Base Ball BearからGt.湯浅が脱退」 ファンに限らず、多くのロック好きに衝撃を与えた脱退劇から早一年。スリーピースとなったベボベが満を持してアルバムを発表した。タイトルは「光源」、テーマは「二周目の青春」。前二作で「青春バンド」という肩書に…

ディスクレビュー:Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

そうきたか…と思った。前シングル「足跡」からアルバム「REFLECTION」そしてツアーを通して、ミスチルは改めて「俺たちは4人組でミスチルなんだ!」という姿勢を僕等に示した。だから次もてっきりバンドサウンドが強い曲がくるものだとばかり思っていた。タ…

ディスクレビュー:銀杏BOYZトリビュート「きれいなひとりぼっちたち」

「やべえのが来たな」銀杏BOYZトリビュートの発売が発表された時、彼らを青春時代から追いかけて来たファンのほとんどはそんな感想を抱いたのではないだろうか。銀杏BOYZの曲が、彼らを敬愛する多くのミュージシャンによってカバーされる…多くのファンがこの…

ディスクレビュー:クリープハイプ「世界観」後編

ラストスパート!M11:誰かが吐いた唾が キラキラ輝いてる アコギをジャガジャガかき鳴らしながら歌われるブルース。肩の力を抜いて純粋に尾崎さんが見たものや思ったことを書いているような印象を受け、先の見えない暗闇の中でわずかな幸せを探し続けていた…

ディスクレビュー:クリープハイプ「世界観」中編

続きM6:TRUE LOVE まさかのラップ、しかも本物のラッパーとコラボするほどの徹底ぶり。尾崎さんパートが割と分かりやすい言葉選びをしてるのに対し、ラッパー(チプルソさん)のパートは「これ即興で作ったのか!?」と思うくらい意味不明(でも本業者というだ…

ディスクレビュー:クリープハイプ「世界観」前編

数ヶ月前、クリープハイプの新アルバム「世界観」のジャケット及び曲目を見たときのバカ正直な感想としてはただただ「なんじゃこれ」だった。ジャケットはダサいし曲はなんか今までに無いようなタイトルが多いし…「TRUE LOVE」って何だよ!頭の片隅で「この…

ディスクレビュー:スピッツ「醒めない」

スピッツが3年振りにアルバムを出した 3年振りである 前アルバム『小さな生き物』を手にとったあの時からもう3年もの月日が経過したのだ あの時高2だった俺は大学生になった 人や環境など自分を取り巻く多くのものが変わった でもなぜか「彼女がいないという…

ディスクレビュー:神聖かまってちゃん「夏 インストール」

俺は夏が嫌いだ 暑いし 寝苦しいし 蚊うぜーし セミうるせーし 祭りにはカップルが大量発生するし もちろん楽しい思い出だってある でも辛かったりうまくいかなかった記憶が山程夏にはあるのだ(具体的には言わないが) 花火に浮かれるカップルを羨望と憎しみ…

ディスクレビュー:indigo la End「藍色ミュージック」後編

ラストスパート!M10:風詠む季節 シングルのカップリングであるこの曲を入れたことにちょっと驚き 少しこもらせたボーカルが特徴的の 言葉数は多いものの内容はシンプルなラブソング こもったボーカルがライブ音源のような感じを出してるためか 歌詞と相まっ…

ディスクレビュー:indigo la End「藍色ミュージック」中編

どんどん行くぞM5:シノブ 初聴きでかなり好印象だった曲 曲の途中で視点が変わるのと同時に絵音ボーカルから女性ボーカルに変わるんだけど その女性がめちゃ美しい声で曲の深み増し増し状態 ピアノメインで2分にも満たない短い曲だけど 中身は濃いM6:悲しく…

ディスクレビュー:indigo la End「藍色ミュージック」前編

すっごい個人的な意見なんだけど 川谷絵音さんの楽曲ってフルアルバムとの相性が悪い気がするの 一曲一曲の質はすごく高いんだけど それが十数曲も集まると飽和状態になっちゃってかえって聴き辛くなる そういうイメージ(事実ゲス乙女の『両成敗』はそれがあ…

ディスクレビュー :Drop's「DONUT」

このジャケット卑怯だよね 買わざるを得ないじゃん 無言の圧力ってやつ このアルバムを聴いて一番感じるのは 「バンドのクオリティが前作から飛躍的に上がってる」ってこと 歌詞にしても メロディにしても 圧倒的な完成度がある 個人的には今年買ったCDの中…