久しぶりに、ライブに、行ってきたよー!!
2月にナンバガを見て以降、コロナの影響で完全に足が遠のいていた「生のライブ」に、ようやく、ようやく行くことができた。およそ7ヶ月ぶり、金欠でライブに行けなかった大学時代でもこんな長いブランクはなかったと思う。道中はまるで遠距離恋愛中の恋人に会いにいくような緊張感と高揚感があった、恋人いないけど。
久々のライブ会場は「stiffslack」、「…どこ?」と思う人も少なくないだろう。自分も初めて聞いた場所だったが、元々は栄にあったレコードショップらしい。大学時代栄には毎週のように通い詰めていたのに、どうして気づかなかったんだろう。完全に盲点になっていた。
今年に入って栄中心部を少し外れた場所へ移転し、レコードショップはそのままに建物内にライブフロアを新設。ちなみに移転先は名鉄瀬戸線清水駅の目の前、駅近なのは助かるぜ〜(JRユーザーにとっては電車の乗り換えがちょい手間だがそんなことを気にしてはいけない)。
※マスコットキャラクターの「SSくん」
上記の通りレコードショップを兼任しているので、入ると完全によくあるレコードショップ…のように見えて扱っているバンドはアングラなものが多く、知らないバンドが多いこと多いこと。だが日々新たな音楽に飢えている自分のような人間にとっては天国のような場所だ。多くのCDにお店のスタッフによる愛ある手書き紹介文が付いているので、それを見ながら好みのバンドを探すのもなかなか乙なもんです。
そして店内の扉を開けた先にあるライブフロアは、新しいこともあってかなり清潔感があった。これからいろんなバンドが爪痕を残すことで少しずつ、ライブハウスが持つ独特の「空気の濃さ」をまとっていくのだろう。楽しみ楽しみ。
さて、折角なので久々のライブの感想も少し残します。この日の初手はSLAVE DRIVER、ボーカルはなんとstiffslackの店長新井さん。リフでごりごり押してくる、Royal Bloodあたりを彷彿とさせるハードロック色強めのオルタナ。続いてのotter hangoutは久々に見たけど、以前より堂々としていて、なんだか若々しさにもより磨きがかかっているように見えた。調べてみると僕と同い年、どうしてこんなに差がついた…
そしてトリはお目当てのSEAPOOL。このブログでも何度か書いているが、相変わらず凄まじいライブに完全に心を打ち抜かれた。特にVo.小原涼香は、「カートコバーンとキムディールの子供か?」と思うくらい声もギターも佇まいもオルタナ一色に染まっていた。媚びとは無縁の轟音オルタナ、これからどうなっていくのかいい意味で怖くて仕方がない。
あっという間の3時間、自粛生活でなまった心と体を叩き直されて、ほんの少しだけ気持ちが若返ったように感じた。コロナが収束するにはまだまだ道のりは遠いし、ライブが思うようにやれない状況はもうしばらく続くだろう。それでも少しずつライブへ行く頻度を増やして行こうと思っている。それは苦しい状況下でも必死で音楽を届けてくれるバンド、そしてライブハウスのためでもあるし、日々ギリギリの状態でやっている自分が生きるためでもあるのだ。
ライブハウス雑記はひとまず今回で終了です。また気に入ったライブハウスを見つけたらその都度書いていくつもりです。次は愛知県外のも書きたいなあ。
9/16追記
SEAPOOLのボーカルの名前派手に間違ってました…すみません。