namsk-ks.hatenablog.com
↑先月号はこちら↑
早いもので1月も終わり。何も成し遂げていないままただ時が過ぎていくことに戦々恐々とする毎日です。とりあえず早くコロナが収まってくれんかなぁ…全くどこにも行かないわけじゃないけれど、何だか日々が窮屈なのよね…
そんなことより!
毎月恒例のこのコーナー。今回は3バンド紹介!いつも通り暇な時にのんびり読んでくれますと幸いです!
それではどうぞ!
1.GRAPEVINE(日本・大阪)
説明不要。結成から現在に至るまで、流行り廃りのサイクルを外れた我が道を突き進むベテランバンド。ここ数週間で自分の中の「好きレベル」が急上昇中、ていうか先月ほぼこれしか聞いてない。
Gt.Vo.田中和将の真の意味で文学的な歌詞だったり、Dr.亀井亨が紡ぐ天才的な泣きメロだったり、Gt.西川弘剛の侠気あふれるギターソロだったり、音楽性の幅を広げたサポートメンバーの素晴らしさだったり、そんなのはもう色んなところで語り尽くされているのでここでは省略。
彼らの凄いところは、25年近いキャリアの中で彼らなりの「名曲を作る方程式」を早い段階で確立したにも関わらず、その方程式の上で「まだこんな引き出しがあったの!?」という確かな驚きを提供し続けているところだと思う。
新譜を聴くたびに安心感と刺激を同時に感じられるバンドはそうそういない。次はどんなボールを投げてくるのか、楽しみでもあり恐ろしくもある、そんな存在だ。
namsk-ks.hatenablog.com
先月書いた記事でも色々と書いた。反響が凄さにファンの愛を感じたぞ。
2.Weird Milk(イギリス・ロンドン)
2016年にロンドンで結成されたロックバンド…なのだが、正直サウンドとアルバムジャケットだけでは、彼らがいつの時代のバンドなのかよくわからなくなる。
基本的には初期ビートルズやビーチボーイズのいいとこ取りをしたような、60'sの雰囲気溢れるポップサウンドが魅力。
一方でR&Bやダンスミュージックの要素を取り入れた曲もあり、懐かしすぎず新しすぎずの絶妙なラインを突いている。ノスタルジックなようでどこか時代を超越するようなその音楽性に、逆に今っぽさを感じなくもない。
個人的なお気に入りは昨年リリースのEPに収録されている『Make it alone(Lonely boy)』、初期のThe 1975にセピア色のフィルターをかけたような軽快で優しいサウンドに、自然と身体がノってくるぜ。
3.AP Tobler(アメリカ・サンフランシスコ)
アメリカで活動するシンガーソングライター。先月先月紹介したRaueと同様インスタグラムの広告で出会った。いわゆる「mulchinstrumentalst(=マルチプレイヤー)」であり、『Luvhate』のMVなどでその多才っぷりを堪能できる。
マルチプレイヤーというと、なんとなくテクニカルな部分が強調されるイメージがあるが、彼女が鳴らすのはあくまで「ど直球」なロックンロール。シンプルだからこそ生まれる初期衝動、それを独り占めすることで得られる高揚感はどれほどのものなのだろう。
ポップパンクに通じる軽快さと、グランジやオルタナの匂いを感じるシリアスな空気がいい塩梅に混じり合う骨太なサウンド。そこに乗る彼女のクールな歌声が、時代に確固たる足跡をつけ始めている。
今月は以上!
本コーナーで紹介するバンドは自薦他薦問わず募集中、イチオシのバンドがいたらいつでもどうぞ!