CDJ出場をかけたオーディション「RO JACK」の優勝バンド3組、ついに発表されましたね。この結果に納得できるかというと…あー…うーん…
一番言いたいのは、「THE LITTLE BLACK」を優勝させたのは果たして良かったのかってこと。一応説明すると、このバンドは「WHITE ASH」のVo.のび太とBa.彩が新しく組んだバンド。「WHITE ASH」ていやぁもうメジャーにも行った人気バンドですよ、俺も好きだったし。それを解散させて新しく組んだバンドなんだからそりゃ経験と実力(とyoutubeの再生数とTwitterのフォロワー)に関しては圧倒的。のび太的にはきっと、『「WHITE ASH」はRO JACKで優勝したから今回もRO JACKから始めたい!』て強い気持ちがあったに違いないんだけど、無名の若手が集うこのオーディションで優勝したことはかなり重い責任が伴うことだと思うのよ。
「そりゃ優勝するよね〜WHITE ASHの人だもん」
この言葉の重みは並大抵のモンじゃないぜ。正直、デキレースと言われても否定はできないと思う。今回の優勝結果はこのオーディションの存在意義、選考の仕方を改めて問い直すひとつの事件になりうるのではないだろうか。
で、今回優勝した「THE LITTLE BLACK」にはどうして欲しいかというと、この優勝を滅茶苦茶プレッシャーに感じてほしい、そしてとにかく売れてくれ。もともとオーディションなんて出なくても十分実力で登っていけるバンド。これで売れなかったらそれこそ他のバンドに示しがつかない。売れに売れてやっぱ凄えバンドなんだってことを見せつけてくれよ、頼むから。
同じく優勝した「ドアノブロック」「the shes gone」に関しても、優勝したならそれを足がかりにもっと高みへ行ってほしい。正直2バンドとも「目新しさ」に関しては薄い、バンドシーンをかき回すというよりは、今のバンドシーンに乗っかってるといった感じ。バカ売れするか埋もれるか、どちらの道に行くかは完全に彼ら次第だと思う。
正直オーディションの結果ってそこまで当てにならなくて、蓋を開けてみたら優勝してすぐに売れることもあれはそのまま消えてくこともある。一方で優勝できなくてもバカ売れすることだってある。オーディションてのはあくまで宣伝のひとつで、売れる売れないの指標にはなりえないと思う。ひとつのオーディションに落ちたくらいで腐ってたら売れるもんも売れなくなるし、早耳リスナーと自分たちの音楽を信じて愚直に続けてくれたら本望だよね。俺も頑張って見つけるからさ。