バンド紹介は過去に何度もやってますが、週1更新のペースだとどうしても紹介したいバンドが後回しになったりそのまま埋もれてしまうこともありまして。ここ最近「良い!」と思ったバンドをまるっと紹介するコーナーを毎月やることにしました。
通常のレビューより文章量は少ないですが、短い中にも熱意を込めて書いているので、「新しいバンドいないかな〜」と思っている方に少しでも届けば幸いです。インディーズがメインですが、あまりその辺はこだわりすぎずやっていきます。
それでは「最近グッときたバンド5月号」どうぞ!(コーナー名は仮です)
1.ixxxxx!(名古屋)
名古屋発、ベースとドラムによるツーピース。同じ構成にはイギリスの人気バンドRoyal bloodがいるが、そこに通じるハードコアの要素を持ちつつも、それ以上に中毒性の高いオルタナティブのエッセンスが光っている。
ゆらゆら帝国のサイケな部分をノイズロックでグツグツ煮込んだような、不気味さと狂気を孕んだ空気感がとってもクセになる。今年4月にはセカンドDEMOを発表、名古屋音楽シーンのアンダーグラウンドで静かに蠢いているバンドだ。(下のリンクは1st DEMO)
2.Luminous101(東京)
独特の揺らぎを放ったまま絡み合うツインギターと、そこに溶け込むようなボーカルがなんとも言えない恍惚感を生み出している東京・武蔵野発のバンド。
一昨年発表された1stアルバムには、無駄のないミニマルな演奏から包み込むようなシューゲイザーサウンドまで、音の隙間と密集を巧みに操る姿があり、一筋縄ではいかない魅力を感じることができる。
3.パラメヒコ(京都)
ガレージロックらしいざらついたギターによる、ゆるくなりきらないゆるさを醸しながら突き進んでいく演奏。The Strokesや Cloud Nothingsが持つ絶妙なヘタウマ感とポップな心地よさを、日本語ロックにうまく落とし込んだバンド。
2007年に結成、2020年に現体制となり今年満を持して1stアルバムをリリース!キャリアとしては10年以上になるが、バンドを始めた頃の無邪気さを少しも忘れていない、いい意味で青臭いの残るサウンドが素敵。
4.Dream Wife(ロンドン)
ラストはイギリスでにわかに注目を集めているパンクバンドを。ライオットガール運動の流れを受けたメッセージ性の強いパンクが持ち味。「Dream Wife≒理想的な奥様」というバンド名も皮肉が効いている。だが決してパンク一辺倒ではなく、メロウな曲やニューウェーブ的なアプローチもあり曲風の引き出しはかなり多い。
昨年セカンドアルバムを出したが、このジャケットがめちゃくちゃ良い。「なめんじゃねぇ!」と言わんばかりのアグレッシブな3人の姿は、男女関係なくカッコよく映るはず。
今月号はここまで!
こちらのコーナーで取り上げるバンドは自薦他薦問わず募集中です。いつでも連絡お待ちしております。