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私生活と仕事が俄かに忙しくなり、なかなかブログを書く方向に気持ちを乗せる余裕がないこの頃。こういう時こそ踏ん張りどころだなぁと思いつつ、毎月恒例の本コーナーを書いています。
ぶっちゃけ先月同様GRAPEVINEに音楽生活をだいぶ支配されていましたが、そのなかでも存在感を放っていた3バンドを紹介します。
それではどうぞ!
1.Fortitude valley(英・ロンドン)
ロンドンを中心に活動するインディーロックバンド。昨年1stアルバムを出したばかりだが、Night FlowersのフロントマンGreg Ullyartがベースとして参加していることもあり実力は十分。
Night Flowersはオルタナやシューゲイザーにポップな煌めきをまぶしたサウンドで、邦楽ばかり聴いていた自分に「洋楽も最高じゃん」と感じさせてくれた初めてのバンド。
Fortitude valleyは彼らと共通した音楽性を持ちつつも、新人バンドのようなフレッシュ感を身にまとっている印象だ。可愛らしい歌声と、ノイジーだがキャッチーさも忘れないギターサウンドが、これからの季節にぴったりな暖かい風を呼び込んでくれる。
2.paionia(日・東京)
2012年東京結成、リーガルリリーのたかはしほのかや小山田壮平など、多くのミュージシャンの支持を受けつつ、マイペースに活動を続けている2人組。
彼らの魅力を支えるのは、10年近いキャリアに裏打ちされた強烈な「音の力」だ。曲を聴いていると、嘘や建前でできた殻で身を覆った僕らの中にある「ナマの部分」にそっと触れられるような感覚になる。
特に最新作『Pre Normal』の1曲目『人の瀬』は、bloodthirsty butchersばりの轟音ギターに乗せ、Vo.Gt.高橋勇成の祈りのような歌声が痛切に響く名曲。生々しくも嫌悪感はなく、人肌の温かさが音を通じて伝わってくるのがわかる。
一方でゆらゆら帝国の曲から取ったというバンド名の通り、フォークやオルタナなど幅広いジャンルを吸収したサウンドは簡単にその正体を掴ませてくれない。しかしそこに乗る魂は、混沌に慣れてしまった時代をまっすぐに照らし続けている。
3.Art theater guild(日・栃木)
先日ライブを観に行ったが、想像以上にたくましいバンドになっていて驚いた。今後ますますの活躍に期待大。
彼らについては書きたいことがたくさんあったため、後日特集記事を書こうと思っている。もう少しだけお待ちください。
今回はここまで
本コーナーで紹介するバンドは自薦他薦問わず募集中です。良いバンドを見つけたらぜひ教えてくださいませ!