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皆様、6月はどんな日々をお過ごしでしたか。世間には「梅雨だる」という言葉があるようですが、自分は年がら年中だるいです。
そんな梅雨もあったんだからなかったんだかよくわからないうちに明け、ものすごいスピードで夏が近づいている気がします。もうす〜ぐ夏が〜来る〜
さてさて先月から始めたこの企画、今月もやっていきます!(もう7月だけど)。今回はイキのいい若手バンドを3組紹介します、それではどうぞ!
1.Sundae May Club(長崎)
長崎で活動する3人組ロックバンド。涼しげなギターサウンドと芯の強さを感じる女性ボーカル、そして時に美しく時に賑やかに曲を彩るコーラスワークが印象的。
先日2曲入りのシングル『春/POOL』をリリース。「春」を歌いながらも、少しずつ近づいてくる夏の気配も感じさせてくれる、まさにこの季節にぴったりなロックチューン。どことなく潮風を連想するのは、海に近い場所で生まれた音楽だからだろうか。
2.butohes(東京)
Sundae May Clubが潮風香る波打ち際なら、こちらはもっと深いところへ誘うような音楽。ポストロック直系の、ディレイがかかった憂いを帯びたギターサウンドと囁くようなボーカルが、聴き手を陶酔させてくれる。
念願の1st EP『Lost in watercycle』は、タイトルに「水の循環」を冠した通り、たゆたう水のような揺らめきをまとった作品。深海の静けさに身を委ねつつも、水面に反射する光の美しさを忘れない珠玉の6曲が並ぶ。
3.C Case(東京)
「青春」という小綺麗な言葉のふちから漏れ出した自堕落で退廃的な若者の姿を、往年のパンクを彷彿とさせるローファイサウンドに乗せてラフに歌うバンド。
数枚の自主制作盤を経てリリースされた念願の1stアルバムは、相変わらず破滅的な空気を纏う一方で、ほんの少しだけ垢抜けた印象も受ける。特にラストの『エンドロールは素晴らしい平凡を』の荒々しくも爽やかな後味からは、初期のBUMP OF CHICKENに似た空気を感じた。
今月号はここまで!
こちらのコーナーで取り上げるバンドは自薦他薦問わず募集中です!来月もよろしくおねがいします!