あけましておめでとうございます
正月気分が抜けきれない方には追い討ちになるかもだが、年末の話を。
人生初のカウントダウンイベントに行ってきました。
例年であれば大晦日は祖父母宅で紅白とガキ使を交互に観ながらだらだらと過ごすのだが、社会人になってある程度お金が貯まったこと、そして両親がベトナムに行ってしまい一人で寂しく年を越すのはいかがなものか…と思ったこともあり、思い切って東京に行く事にした。
生まれて初めてのカウントダウン、どんな心持で参加すればよいのか全く分からず前日まで気分がふわふわしていたが、ライブが始まってしまえばそんなことは関係ない。さらにさらに最前列という絶好の好位置までいただいてしまって、2019年も終わりになっていよいよ運が回ってきたなと感じた次第。
…とはいうものの、最前は最前で結構大変だったのでそこも踏まえたレポートになっている。分量がそこそこあるのでゆっくり読んでいただければと。
1.THE BOHEMIANS
足の痛み10% 腰の痛み0%
開場してから1時間立ちっぱという事もあり既にやや足が疲れているが、ライブが始まればなんてことない。
オープニングを飾るさわおさんの弾き語りを経て、初手はTHE BOHEMIANS。下手側最前という事で、目の前に立ったのはBa.星川ドントレットミ―ダウンことほっしー。彼の指の動きがまあエロいことエロいこと、Vo.平田パンダそっちのけで見入ってしまっていたのが今になって少し申し訳なくもある。「ベースが良いバンドは良いバンド」という自説は、このバンドにおいてもバッチリ当てはまっているなあと感じた。
セトリは代表曲から最新曲まで織り交ぜたイケイケのセトリ。特に「バスターズの皆さんへ!」という前振りでぶちかまされたピロウズ『No Substance』のカバーは盛り上がらないわけがない。音楽雑誌を揶揄した歌詞が、先のオープニングでのさわおさんによる「ロッキング〇ン(のカウントダウンイベント)には出たくねえ!」発言と妙にリンクしていて笑っちゃったけど。
2.シュリスぺイロフ
足20% 腰20%
BOHEMIANSではしゃぎすぎてしまった。後ろからの圧がそこそこあるが、まだ全然余裕をぶっこいている。
2番手はシュリスぺイロフ。とにかく音のバランスの美しさに驚いた、位置的にベースの音が大きく聴こえてもおかしくない場所にいたはずなのに…。特にGt.澁谷悠希の目立ち過ぎることもなく埋もれることもない、バンドの中で確かな存在感を示し続ける絶妙な音作りはやっぱり凄いと思う。
セトリは『夢うつつ』『わたしをみつけて』といったオルタナサウンド際立つ尖った曲中心だった印象。変拍子交えたヒリヒリした演奏が緊張感を生みつつも、Vo.宮本英一の声は安心感があって、その違和感がシュリスにしか出せない魅力だなあと感じる。
MCでは「このイベントは誰が一番ピロウズが好きか決める場だから!」とピロウズについての思い出トークへ。30周年記念の横アリにて演奏をミスっていた場面を「あそこで会場が一つになったよね!」と感慨深そうに語っていたが、その後自分たちも『檸檬』で盛大に入りをミスっており、何か見えざる力を感じた。
3.noodles
足50% 腰40%
「最初の方は最前で見てあとから後ろでゆっくり見ようかな」などと甘々な事を考えていた自分を恥じ始める。後ろからの圧と人の多さにとてもじゃないが動けない。この辺りで「こうなったら最後までここで目に焼き付けてやる」と覚悟を決める。
noodlesは知ってる曲こそ少なかったが、Vo.yokoの甘くチャーミングな声とキレッキレの演奏とのギャップにやられた。 「ミルクをたっぷりこぼして~」とけだるく歌う曲が特にお気に入りだったが、後に「ちゅうぶらんこ」というバンドのカバーであったと知る。原曲は男性ボーカルだが、いやはやyokoが歌うと完全に彼女の歌になってしまうのだから凄い。
続きは後編にて